佐野市富岡町生まれの横塚 剛です。地方公務員で共働きである両親の長男として生まれ、妹との4人家族で過ごし、大学卒業後は地元に戻り一般企業で勤務しました。
その後、平成13年に父が病を患い、在宅介護生活が始まりました。それからの父の介護が中心となった生活に、金銭的な負担や、常時介護を行う身体的な負担が重くのしかかってきました。この経験から、私と同じような立場の方や、老老介護世帯の方、生活困窮世帯の方はどのような介護の環境にあるのだろうかという疑問が芽生え始めたのです。そして、介護に関する課題を解決するには現場を知ることが最善の道ではないかと思い、介護業界に飛び込みました。
それから介護の仕事を通し、介護施設の利用者の思いやその家族の悩みに触れ、介護保険制度の改善すべき点など、介護業界の課題等を目の当たりにすることができました。
介護の実態を知れば知るほど、超高齢化社会といわれる現在において、問題視される80/50問題をはじめとした困難を抱える世帯が、介護と向き合っていくためには、政治の力が必要不可欠であるという考えに行き着きました。
情報化が急速に進む社会において、SNS等を利用して介護の現状を知ることは容易となりましたが、それはごく一部の限られたものという印象が強くあります。なぜならば、介護は個人のプライバシーに関わるものが多く、であるがゆえに、実態の深くまで踏み込んだ情報が共有しづらい性質の課題であると考えるからです。こうした課題を抱える人たちにこそ、政治が寄り添い、課題解決の糸口を見出すべきであるはずです。
介護に限らず、いま私たちが生きる社会には様々な課題がありますが、すべての住民が笑顔があふれて健康で働きやすく、穏やかに暮らせるまちの実現には、社会のよりよい未来をつくるための仕組みや制度の整備が必要と考え、「誰もが生き生きと暮らせるまちづくりに挑戦していきます。」
昭和42年12月7日
佐野市出身。父、母との3人暮らし
現在に至る。
現在に至る。